ゴルフ哲学

ゴルフ上達方法は、沢山ボールを打つ事ではありません。人が行うゴルフスイング動作は特別な動作ではなく、issueを特定し、知覚と意識に目を向ける事が上達には欠かせません。

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智恵があり、理があり、道があり、人の心は空となる。

ドライバーはなぜ、ティアップして打つのだろうか?!

多くの人は、先人が当たり前の様に、行っている事に疑問を感じずに真似をする。 

何かを覚えるのに真似る事は、近道となる。

疑問に思うことは、時に遠回りとなる事もあるが、本質を見抜く力を付ける事が出来る。

ゴルファーなら直ドラと言う言葉を聞いた事があるだろう、メディアで取り上げられれ、日本人ゴルファーには一般的となったかも知れない。

テレビ中継で、ツアープロがフェアウェイからドライバーを使う所を見て表現した言葉だ。

その行為を見て、ツアープロはフェアウェイからドライバーを使うのか?!と思ったゴルファーは多いのではないだろうか。

 

ビジネスでも投資でも、失敗から学び、確実な方法を模索し、リスクを計算し、積み上げてきた手法を信じ実行して行く。

1打で、順位や獲得賞金が変わってしまうツアープロの世界でも同じ。

ギャンブルではなく、リスクはどこにあるのかを判断して決断する。

 

大事な試合で、一見リスクを伴いそうなドライバーをフェアウェイから使用する行為。

この行為には、クラブの特性を理解した上での、判断理由がある。

 

ドライバーとフェアウェイウッドの3番。

フェアウェイから打った場合、トータル飛距離の差はあまりないだろう。

フォローであれば、キャリーだけなら3番ウッドのが優位だろう。

アゲンストであれば、普通に打てば、3番ウッドより飛び出し角度が低くなり、風の影響は受けにくく、ランも出るからドライバーを選択する価値はある。

一般的には、ドライバーのが飛ぶからと思うだろう。

飛び以上に、ドライバーを選択する理由がある。

 

曲がりである。

 

フェアウェイからドライバーを使う選択肢として、グリーンを狙う事よりそのホールには、グリーン近くの左サイドにトラップが多くあると考えられる。

ツーオンが比較的容易だが、左サイドに打ってしまうとダボもあり得る、だから左に行ってしまう可能性が低いクラブを選択してうまく行けばグリーンを捉える事が可能なクラブ=ドライバー。

 

こんなホールロケーションと状況を想像してみてほしい。 

風はアゲンスト。

3番ウッドでは、グリーン届く確率は五分五分。

少し力みが入ってしまえば左、スライスを打てばグリーンには届かない。

ホールの左サイドはティグランドからクリークが続き、クリークの左はブッシュ。

グリーン手前は傾斜地。

右サイドはフラットで広く、アプローチも容易でピンに寄せやすい。

レイアップの選択肢もあるが、ライの状況は極めて良好。

ツアープロならばバーディが取れる確率、経験値から考察してドライバー選択は不思議ではない。

 

ゴルフは、その場その場に応じて、クラブを選択する作業がどんなゴルファーでも必要となる。

そして、クラブ選択には経験と知識、イマジネーションが不可欠となる。

グリーンなど、目標までの直線距離で判断するゴルファーが多いと思う。

当たり前の様にミドル、ロングホールのティショットはドライバー。

ドライバーの飛距離結果と、残りの距離で次に使うクラブを選択。

真ん中とピンしか見ていなければ、ゴルフの楽しさは満喫できないだろう。

 

宮本武蔵は言った

空は善有りて悪無し

智は有なり、理は有なり、道は有なり、心は空なり。

 

多くの失敗をし、恐れを克服し、道具を知り、理に裏付けられた技術を以って、迷いを断ち切れば道が開ける。

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