ゴルフ哲学

ゴルフ上達方法は、沢山ボールを打つ事ではありません。人が行うゴルフスイング動作は特別な動作ではなく、issueを特定し、知覚と意識に目を向ける事が上達には欠かせません。

このエントリーをはてなブックマークに追加

感覚は欺かない、判断が欺くのだ。

ドライバーとフェアウェイウッドの、振子運動に於ける最適なインパクト位置が異なる事になった現代のゴルフクラブでは、3パターンから成るインパクト位置を考える必要がある。

 クラブヘッドが、振子運動の最下点を通過してボールにコンタクトする場合(アッパーブロー)

クラブヘッドが、振子運動の最下点でボールをコンタクトする場合(サイドブロー)

クラブヘッドが、振子運動の最下点を通過する前にボールをコンタクトする場合(ダウンブロー)

そして、それぞれクラブの適性が生かせるのは、アッパーブロー=ドライバー、サイドブロー=フェアウェイウッド、ダウンブロー=アイアンとなる。

多くの理論では、ボールの位置を変更する事によって、自然に打撃角度は決まるのでスイング動作の変更は必要ないとされる。

 

確かに一理ある。

スイングロボットに打たせる場合は、予めボールの位置と設定を変更すればクラブが変更になっても難なくストレートボールを打つだろう。

屋内練習場のフラットな硬い地面と練習マットで打つならば、ボールの位置を変更すれば最下点の位置など意識しなくても問題ないだろう。

 しかし、ゴルフコースは多くの起伏があり、地面の状態も硬い、柔らかいがあり芝生の品種の違い、刈高の違いなど、様々な変化に対応しなければならない。

ボールに位置を変える事は、一見、単純で簡単そうだが、練習場の様に何か目安になる物を置いたりする事は、コース上では不可能である。

神経質な方なら、ボールの位置ばかりに気を取られてしまう事にもなりかねない。

ボールの位置を変えるだけで、それぞれのクラブに適した打撃角度でボールを打つ事は出来ない。

 

ツアープロやゴルフ環境に恵まれた人は、練習場で打撃練習~コースラウンド~練習場で打撃練習と、このサイクルを短期間で繰り返す。

残念ながら一般ゴルファーは、コースラウンドする前に練習~ラウンド~反省して終わり。

若しくは、定期的な練習場での練習、週1回から月1回のコースラウンドであろう。

 上記の上達サイクルを繰り返せば、目を見張る進歩を経験できる可能性は高いが、あまり一般ゴルファーには現実的ではない。

 

ツアープロなどの殆どは、幼少の頃から上達サイクルを繰り返し、他人と競い合う事で技術を手に入れた。彼らは、無意識の内にクラブの特性を感じ、上達サイクルを短期間で繰り返す中で、感覚として体に染み込ませていった。

 クラブを握る事で、感覚が呼び起され、体が勝手に反応する。

 

一般ゴルファーの場合、コースラウンドする前に、練習レンジで良い感覚で練習を終え、今日のラウンドは期待出来ると密かに思うのも束の間、1番ティグラウンドから良い感覚は消え去り、終始悪い感覚に支配されてその日のラウンドは終わってしまう。

鉄は熱いうちに打てと言う。

ここで反省するだけで帰宅するのではなく、その日のラウンドの感覚が残っているうちに練習レンジに直行すれば、何か解決策やヒントを得る事が出来るだろう。

 

感覚には、良い感覚と悪い感覚がある。

感覚は、天使でもあり悪魔でもある。

ゲーテは言った。

目で見、耳で聞き、心に感じることは間違わない。間違うのは判断だ。

 

良い感覚なのか?!悪い感覚なのか?!それを判断する人が、判断を間違ってしまえば何も解決しない。

このエントリーをはてなブックマークに追加