ゴルフ哲学

ゴルフ上達方法は、沢山ボールを打つ事ではありません。人が行うゴルフスイング動作は特別な動作ではなく、issueを特定し、知覚と意識に目を向ける事が上達には欠かせません。

このエントリーをはてなブックマークに追加

複雑な現象というのは、単純な事実の投影に過ぎない。

何を考えるかではなく、どう考えるかが重要。

 

ビジネスの成否を決める事として『ヒト・モノ・カネ』が重要と言われる。

この3大要素の順番に大きな意味があると、企業価値評価のスペシャリスト野口真人氏は著書『あれか、これか本当の値打ちを見抜くファイナンス理論入門』で説明している。

 

あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門

あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門

 

野口氏は、会計思考とファイナンス思考は正反対だと言う。

バランスシート上では、経営の安全性、安定性を見る時に流動比率が重要であり、流動資産が多いことが、企業の安全、安定度が高い事になる。

したがってカネ→モノ→ヒトの順で価値が高いと考えるのが会計思考で、ファイナンス思考では、最も収益性が高い無形資産であるヒトが一番価値があり、一定のキャッシュフローを生み出すモノが2番目で、キャッシュフローを生み出さないカネには価値がないと言う。

 

稀代な名経営者であり、経営の父と言われる稲盛和夫氏は、バランスシートの詳しい見方が理解できなかった頃、京セラの経理部長と会計について激論を交わしたと言う。

稲盛氏の企業経営の原点は『人間として何が正しいのか』を常に問う事。

常に物事の本質に立ち返って考える事を信条としている為、バランスシートなど会計について疑問に感じた事を経理部長に「なぜそうなるのか?」しつこく問い続けたと言う。

それに対して経理部長は「企業会計ではそういうことになっている」と受け入れなかった。

時が経ち、やがて経理部長も稲盛氏が言う事が、会計の本質を突いている事に気付き、その後生まれたのが京セラ会計学である。

www.kyocera.co.jp

 ビジネスの世界では、本質を見極めた人だけが生き残れるのだろう。

もし、稲盛氏にその当時、認知バイアスが生まれていたとしたら、経理部長も認知バイアスが生じている事に気が付かなかったら、京セラと言う企業は現存していないかもしれない。

会計思考とファイナンス思考にあるように、人によって思考は真逆になる。

 それが後に、大きな差となって表れる。

 

ゴルフがもっと上達したいと考えた時、どの様に考えるか、考え方1つで結果は大きく変わる。

ゴルフがもっと上達したいと思考する上で、何が切っ掛けでその考えに至ったのか。

様々な状況が考えられるが、状況が違っていたとしても思考の始まりは、欲である。

何かを欲する事で、感情が湧きあがりその考えに至る。

考えるだけでは、物足らなくなり、行動へと移行する。

感情をコントロールする事は、困難であり、又感情は瞬間的に変化しやすい。

感情による行動は、誤りである事が多い。

そうならない様に、目的意識を持つ事が重要である。

目的意識がなければ、行動は曖昧となり感情に流され、認知バイアスが生じやすい。

ゴルフが上達したいと考えるゴルファーで、認知バイアスが生じやすい、既に生じているゴルファーが、多く存在する。その特徴を上げると

長期間レッスンを受けている。

ゴルフ雑誌やレッスン書を常に参考にしている。

参考にしているツアープロがいて、スイング動作を真似しようとビデオ撮影をして比較する。

スポーツ経験が豊富で、過去のスポーツ経験を役立てる事が出来ず、ゴルフは難しいと考えている。

以上の様なゴルファーは、要注意である。

 

ゴルフが上達したいと考え、最初に考える事が、どんなスイング動作が正しいのか?

今のスイング動作はどこがダメで、どこを直せば、上達するのか?!

 認知バイアスが生じているゴルファーの思考は、ここからスタートする。

 

稲盛氏は言った。

『複雑な現象というのは、単純な事実の投影に過ぎない。』

 

小学生以下の子供を指導していると、大人との違いに気付かされる。

子供たちの目的はたった1つ、目の前にあるボールを打つ事だけである。 

このエントリーをはてなブックマークに追加