ゴルフ哲学

ゴルフ上達方法は、沢山ボールを打つ事ではありません。人が行うゴルフスイング動作は特別な動作ではなく、issueを特定し、知覚と意識に目を向ける事が上達には欠かせません。

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複雑なものを手際よくシンプルに表現する。それが独創性というものだ。

複雑と単純

上肢関節は、12通りの動きがあり、ゴルフスイング動作に必要な上肢の関節動作を組み合わせて考えると、非常に複雑な動きとなってしまう。

下肢関節も上肢関節と同じ12通りだが、上肢に比べるとスイング動作で意識する部分は少ない。

下肢の動きは、ゴルフスイング動作にどの様な、役割となるのだろうか。

腰を回転させる、腰を切る、股関節を入れるなどの表現がよく使われる。

ゴルフコースでのプレーと練習場でのプラクティスでは、環境が違いすぎて練習場で出来たことが、コースで出来ないゴルファーが実に多いことだろうか。

その様なゴルファーの特徴は、足の裏、足の指を上手に使えてないので、バランスよく最後までスイング動作を完結できない。

今の練習場の足場は、殆どがコンクリートの上に、ゴム製のマットを敷いている打席であろう。

土の打席がある練習場を探すことが難しいのが、現状と思う。

今の練習場は、整備されて便利で、快適ではあるが、コースの状況とはかけ離れ過ぎて練習場とゴルフコースでは、目的が違ってしまっている感じさえある。

土の足場がある練習場であれば、土の上から打つ事も出来たし、地面も滑りやすい。

人の動作は、慣れているか慣れていないかで、心の持ち方が違ってくる。

意識の問題となるが、慣れていない状況では、普段の練習場では考えていない事が頭に浮かんでしまい、動作に影響を与え、結果にも反映されてしまう。

ビジネスの世界でも活躍する、オリンピックに3度出場経験のある為末大氏は、オリンピックが他の大会と何が違うのかという質問に対して、オリンピックは非日常の世界で、出場が決まると、取り巻く環境が変わり、特別感が強くなると言う。

又、実際に会場に行くと、殆どの選手にとって、自分の競技史上最も大きい競技場がオリンピック会場で、観客も桁違い、セキュリティも、ユニホームも試合用とセレモニー用が用意されて、普段と違うことが多すぎると説明する。

いくらシミュレーションした所で、経験がなかったり、慣れていなければ心穏やかではなくなってしまう。経験を積み、慣れるしかないと言ってしまえばそれまでだが、為末氏は更に、それには心が大事だと答えた人は、成果が出なかった人の確率が高いと思う、成果を出した人は、やっぱり技術だと言う様な気がすると言っている。

プロフェッショナルの域に達した人の言うことだからと思えばそれまでだが、人の動作には、日常動作と非日常動作があり、非日常動作には技術が必要で、心の持ち方だけではどうにもならなず、いくら反復練習しても乗り越えることが出来ない何かはある気がする。

 

ゴルフスイング動作で言えば、ゴルフクラブの動きに直接影響する上肢の動きには、技術の裏付けが必要であって、下肢の動きにはあまり必要がない。

アナトミートレインという解剖学では、体幹と下肢は筋膜によって繋がっているので、動作は一体化しやすいが、上肢はそれほど繋がりはなく、体幹とは同調しにくい。

この事から推論しても、ゴルフスイング動作は、下肢と体幹の動きに関しては、日常的な動作が含まれ、他のスポーツ動作にも類似する部分は多いが、上肢の動きには、非日常動作が多く、他のスポーツ動作とも異なる部分が多いと考えらる。

下肢の動き及び体幹動作には、技術的な事よりも、単純に、そして簡単に理解しやすい方法が適していて、様々な状況(硬い足場、柔らかい足場、傾斜地など)に対応できる必要がある。

 

アメリカのジャズ演奏家 チャールズ・ミンガスは生前に語った。

『単純なものを複雑にするのは、ごく普通のことだ。複雑なものを単純に、とてつもなく単純にすること、それこそ創造というものだ。』

 

単純な動作とは、考える、意識する部分を減らすことである。

1つ1つを考えると複雑だが、複雑に考える必要がなくなる方法を見つけることで、無駄に考えなくて済むようにする。

解らなくなれば、そこに原点回帰できる方法があれば苦しまなくて済む。

 

短時間、低コスト、短期間で下肢と体幹動作を体得できる方法を紹介しよう。

 


Twist motion GSMLabo

映像の ツイストする動きを行う時には、下肢と体幹のどこが主体となって行われているのかを感じる必要がある。

初めは動きが安定しないかもしれないが、慣れれば安定した動きとなり、主となる部分が臀部(お尻)、股関節、腹筋であることが解る。

ツイスター上で、バランスを取ることが出来なければ、無意識に足の指に力が入る。

ツイスターを降りて、同様の動きをする時も足の指に力を入れないのがコツとなる。

多くのゴルファーは、ゴルフコースでのプレー中に、無意識に足の指に力が入ってしまい、スイング動作中の脱力の方法が解らない。

スイング動作でバランスが取れないから、足の指に力が入るのか、足の指に力が入るからバランスを崩してしまうのか、ゴルファーによって違うと思うが、どちらにしても脱力のタイミングと方法を身に付ける必要がありそうである。

 

ツイスト動作を数分間行えば、腹筋に痛みを感じる。

ツイスターから降りて、繰り返し同じ動作が出来るようになり、動作の始動部分が解り、左右に臀部(お尻)を振って、最後に目標方向に体幹を向け、左足で(右利きの場合)スッと立つことが出来ればスイング動作と同じ体幹の動きを体得出来たこととなる。

反復動作でスピードを変えることが可能ならば、体幹や下肢のどこに力を加えたり、緩めたりして、スピードが変化するのか理解できるようになる。

それを、スイング動作に応用すればいい。

体幹の単純な動作は、すべてのクラブに共通する動作である。

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