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ゴルフ哲学

ゴルフ上達方法は、沢山ボールを打つ事ではありません。人が行うゴルフスイング動作は特別な動作ではなく、issueを特定し、知覚と意識に目を向ける事が上達には欠かせません。

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商売とは感動を与えることやな。

発信と受信

情報について考察してきたが、遠回りせずに身に付く情報を得るには、どの分野にしてもマネージメントは”誰かに”任せるのが得策という結論となるのか。

最後に、経営の神様と言われた方の”珠玉の言葉”に耳を傾けることとしよう。

故・松下幸之助氏の側近を長く務めた江口克彦氏は、東洋経済に連載執筆している記事の中で、松下氏が取材の質問で”指導者”の条件を問われた時に答えた言葉に感銘を受けたと振り返る。

「自分より優れた人を使えるということですな。そう、これだけで十分ですわ」

江口氏によると、松下氏は部下が提案した案件を、すでに松下氏本人が検討していたとしても初めて聞くようにして、部下の話を途中で遮ることはなかったと言う。

頭では理解していても、既に知っていることであったり、議題に入っている事を聞けば、”知っている、そんなことは既に取り組み中”と口に出してしまうのではないか。

専門知識となると否定は簡単だが、肯定するのは難しい。

古今東西、成功する指導者の条件は、聞く耳を持つこととされる。

だが、聞く事だけでは前に進むことは出来ない。

人が悩みなり、提案、情報などを話したくなる状況や環境を作る必要がある。

そんな環境作りを実践しているのが、世界のトヨタを率いる豊田章男社長である。

コラムニストのフェルディナント・ヤマグチ氏が行っている、豊田氏へのインタビュー記事を読むと社長室の在り方を変えたことが解る。

business.nikkeibp.co.jp

記事の中で豊田氏が社長室を決済の場所から相談の場所に変えたことによって、重役しか来なかった社長室に開発者が、直接社長にアプローチ出来るようになったと説明する。

豊田氏は、周りが言うほどトヨタが変わり始めたとは思っていないようだが、車を創る直接部門の人からすれば、大きく変わったと実感している事だろう。

指導者(コーチ)の語源からすれば、目的地に導き連れて行くとの解釈となると思うが、指導者と受講者が同じ立場となり情報を共有し、共に目的地を目指す。

紙媒体が縮小し、インターネットを介した電子情報が更に進化するであろう今後の社会でも、結局は信用と信頼であり、情報の垂れ流しとなれば失墜し、社会から消えて行く。

伝言ゲームがインターネットが登場する以前に、テレビや学校で流行ったことがあるが、複数人のチーム戦で、ある出題に対してどこまで正確に早く伝えることができるかを競うゲームだが、必ず誰か上手く伝えれない人か、聞いたことを正確に理解できない人がいるので、そこで意味合いが変わりその後はどんどん変化する様が面白かった。

現在のインターネットの情報なども、同じような現象が起きているのではないだろうか。

インターネット上の情報は、著書や権威のある著名人の発言などからの引用・転載が殆どと考えられ、あることを検索すれば大量に関連記事が表示される。

その中から価値ある知りたい情報を見つけ出すのは、意外と時間を要する。

インターネット社会では、発信者の道徳心と受信者のリテラシーが今後も課題となるだろう。

 

人の感覚とは、触れたこと、見たこと、聴いたことのない”こともの”に対して、経験のない事に対して違和感であったり、警戒感が先に芽生えるのが普通ではないだろうか。

ゴルフが取り巻く環境も時代とともに変化してきた。

ゴルフコース、ボール、ゴルフクラブなど変化を伴うときは、受け入れられるまでにはそれなりの時間が必要であった。

ゴルフコースでのラウンドは長らくの間、歩いてプレイするのが当たり前だった。

日本でもゴルフカートの導入が始まった頃、上級者の多くは、カートに乗るなんてゴルフではない、歩いてプレイしないとリズムが狂うと言った。

今や日本のゴルフ場では、歩いてラウンドするゴルファーのが少ない。

チタンヘッドのドライバーが発売された当初も同じである。

キンキンと音を出して練習していると、白い目で見られた。

今やパーシモンヘッドで練習してれば、同じように見られてしまう。

”ディファクトスタンダード”とは事実上の標準との意味だが、ベストセラー作家のマルコム・グラドウェル氏はそこに至るには法則があると著書「ティッピング・ポイント」で述べている。

①少人数の法則:流行は少数の部外者によって始まる。

②スティッキネス要因:人を惹きつける魅力的な要素がある。

③環境の力:その時、人を取り囲んでいる環境の重要性。

ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

 

 ゴルフ関連の商品でも、ディファクトスタンダードとなったもの、消えていったものは沢山あるが、その違いとは一体何であろうか。

その”ものこと”との出会いによって救われた、問題が解決したと喜びを感じる度合いと継続性が重なり、より多くの人が共鳴共感し、支持するのが条件であろう。 

故・松下幸之助氏曰く

『商売とは、感動を与えることやな。喜びを与えるものがなかったらいかんな。』

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