ゴルフ哲学

ゴルフ上達方法は、沢山ボールを打つ事ではありません。人が行うゴルフスイング動作は特別な動作ではなく、issueを特定し、知覚と意識に目を向ける事が上達には欠かせません。

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コース上にいる他の人に対しても常に心をくばるべきということである。

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ゴルフゲームほど多様性があり情報が必要なスポーツは他にはないのではないだろうか。

PGAツアーでは、チューリッヒクラッシックで36年ぶりにチーム戦を公式試合に採用した。

出場資格を持つ選手がパートナーを指名できることから、PGAアーカード保持者でなくても出場でき、優勝すれば2年間の出場資格が与えられる。

QTがなくなったPGAツアーでは、夢のある企画だ。

ヨーロピアンツアーでも日本のISPSハンダが冠スポンサーとなり、ストロークノックアウト方式マッチプレーで勝敗を決めるフォーマットを採用したワールドスーパー6パースを開催した。

そして、今週はフェスティバルさながらのイベント「ゴルフシックス」を開催している。

www.skysports.com

あらゆる手を使い、マーケティングに余念がないPGAツアーとヨーロピアンツアー。

その背景にはゴルフ離れ問題がある。

ゲームに多様性があり、ゴルフルールも解釈するのに時間がかかり、暗黙のルールも存在する。

決して手軽にとは言えないゴルフ。

ゴルフは今後も決して、大衆スポーツになることはないだろう。

2016年スポーツマーケティング調査によれば、日本人が実施しているスポーツ、今後取り組みたいスポーツの1位はウォーキング。

スポーツに関心がある人の中ではスポーツをするより、観ることが好きな人が多い。

スポーツをする、観るでも日本人のトップ3は野球、サッカー、テニス。

商業的にはスポーツ市場は縮小傾向にあり、スポーツ産業全体が厳しい現状である。

グローバル視点で見ても同じではないだろうか。

アメリカもゴルフを取り巻く環境は日本と同じで厳しい。

jp.wsj.com

ゴルフに興味を持つようになる切っ掛けはなんだろうか?!

やはりレジャーである以上、取り巻く環境ではないだろうか。

身近な人が興味を持っていれば触れる機会が多くなり、やがて気になり切っ掛けとなる。

トリップアドバイザーの代表を務めていた原田氏が、観光マーケティングに関して時代を反映する腑に落ちる説明をしている。

www.projectdesign.jp

原田氏によると、観光に必要なマーケティングには旅行者によるカスタマージャーニーを理解する必要があると言う。

購入するまでのプロセスの最初に来るのが刺激を受けることで、最後はファンとなりレビューする行動を取るのが新常識と語る。

このレビューが、最初の刺激に繋がり回っている仕組みである。

スポーツを観る事が好きな人が多いように、刺激を受けるのは今の時代でも観ることにある。

そして、その方法は時代共に変化している。

かつてのゴルフブームの切っ掛けもそうだった。

第1次ブームは、現ワールドカップであるカナダカップで故・中村寅吉氏が個人、団体共に優勝した、1957年に2020年東京オリンピック会場になった霞が関C.Cで開催された時。

テレビ時代の始まりとともに日本でもアメリカでもスターが誕生している。

第2次ブームは、ジャンボ尾崎プロがデビューし初優勝を上げた1971年以降、第3次ブームもジャンボ尾崎プロがスランプから復活した時であった。

そして、世界的にはタイガー・ウッズが奇跡の優勝を果たした1997年のマスターズトーナメントが切っ掛けとなり、ナイキは商機を逃すことなく契約しゴルフ用具に参入した。

アディダスもフットウエア、アパレルでゴルフに参入し景色が変わった。

オーディエンスは飛距離や派手なパファーマンス、ファッションに注目するようになった。

ツアー側もその要望に答えるよう、手を尽くす。

日本のツアーに足りないものはハッキリしている。

2020年が最後のチャンスかもしれない。

刺激とは人が創り上げることで、必ずキーマンの存在が波及効果を生み出す。

 

ゴルフ人気復活のカギが「練習場」にあるワケ | スポーツ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

東洋経済オンラインに掲載された記事だが、練習場の存在価値とは?!

練習の目的はなんだろうか?!

練習場に行くときにワクワクするのはゴルフコースデビューするまでか、殆どが練習場に行けば気の合った仲間がいるゴルファーだけの様な気がするのだが。

練習場やゴルフスクールは、その場を提供するのが役目ではないか。

ゴルフ場はどうだろう?!

ゴルフ好きなら、いつまでたってもワクワクしないだろうか、それも予約を入れた瞬間から。

この違いは特別感であり、日常からの開放ではないか。

 

ゴルフは他のスポーツに比べ、続かずに離れてしまう確率が高い気がする。

色々な要因があるが、簡単に解釈すれば身近ではないことだろう。

例を出すまでもなく、スコットランドと日本では比べ物にならない。

日本のゴルフ場にあるレストランでランチ時に、ゴルファー以外の人が食事をしながら談笑する光景を見ることがどれだけあるだろうか。

ゴルフ場に犬の散歩をする人、ジョギングをする人、芝生で日光浴を楽しむ人がいるだろうか。

ゴルフがそれ程盛んでないフランスでさえ、見ることの出来る光景である。

バブル経済の頃からゴルフ場の内部に接して来て言えることは、残念ながらアコーディア・ゴルフの結末が物語っていると思う。

ゴルフ場がもっと地域と密着となり、オープンにならなければ一部の人達だけが幅を利かせる場からは脱出できないのではないか。

安かろう悪かろうとなっているのが現状では、都合よく利用するだけで終わってしまう。

 

早ければ現役世代の子供が成人となる時には、人の生活が大きく変わると予測されている。

成功の法則も変わろうとしている。

ベストセラーとなった「やり抜く力GRIT」が示すように成功要因とされる能力。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

幼少期の教育にスポーツは大変有効である。

そして、人間形成の役立つと言われるゴルフであるが、その答えに腹落ちする考えを持った指導者が果たして、日本にどれぐらい居るだろうか。

今後、ゴルフがブームとなる波及効果を生み出すにはキーマンの育成しかないだろう。

それには韓国ゴルフ協会が実践している方法を見倣うしかないかもしれない。

sportiva.shueisha.co.jp

記事は少し古いがここまでのシステムを作り上げれば、現状を俯瞰すれば解るように、今後も日本選手は太刀打ちは出来ないではないか。

韓国代表総監督の指導が素晴らしいのは、選手に考えさせ自主性を持たせている所。

人を動かすには、かなりの労力と情熱が必要な筈だ。

関係団体が国を動かす力がなく、関係企業がオープンにならなければ先は見えているだろう。

ゴルフはやり抜く力を付けるには最適な競技と思う。

しかし、残念ながら日本のゴルフ環境では最適ではないかもしれない。

ゴルフには様々なフォーマットがあり、個人戦ではなくチーム戦で競い合うフォーマットでジュニアの育成をすることが必要と感じる。

個人戦重視となればスコア重視となったり、我が強くなるだけとなりやすい。

事実、今回騒ぎとなったゴルフスタジアム詐欺事件では、日本社会に巣食う断れない上下関係という闇が浮き彫りとなった。

人間形成に役立つどころか、素行の悪い人間を排出しかねない現状である。

歪んだ人間関係ではなく、正しい方法によって人を敬う気持ちを芽生えさせることは、社会に出た時に必要な能力となる事がハッキリしている。

gendai.ismedia.jp

Googleは「プロジェクト・アリストテレス」と題して生産性を高める方法を導き出した。

導き出した答えは心理的安全性。

そこにあるのは、個々の人間性と言えるのではないだろうか。

number.bunshun.jp

成功する人は『人間力

若干13歳で国際舞台にデビューして、期待されたソチオリンピックでは結果が出せずに苦しんだ筈だが、その後の国際舞台での活躍は素晴らしい。

苦しみを力に変えて、人の話を聴く力、解釈し取り入れる優れた能力など最後は人間力を磨くことが重要と捉える気付き、メディアの対応力など人間的に素晴らしい。

スポーツマーケティング調査の好きなスポーツ選手ランキングV13となったイチロー選手。

2位はテニスの錦織圭選手。かつては、石川遼選手の位置だったこともあった。

野球とゴルフが日本に入ってきたのは、野球のが数年早いがプロ化せれたのはほぼ同時期。

イチロー選手は別格としても、ゴルフ界に長嶋茂雄氏、王貞治氏、野茂英雄氏は居るだろうか?!

なぜ日本には、A.パーマー、J.ニクラス、L.トレビノ、G.プレーヤー氏、F.ミケルソン選手のような活動をするゴルファーがいないのか?!

 

N.ファルド氏のように、国から爵位を与えられる程の人物が出現するだろうか?!

どの世界でも、高梨選手が言うように決めては”人間性”だろう。

練習場では、ボールを打つ技術は向上する。

しかし、道徳心を身につけることはきっと難しい。

パブリック施設であるからには、規則の存在を無視することは出来ない。

人気スポーツの野球、テニス共に公式ルールにエチケットに関する記載は見当たらない。

ゴルフルールブックを開けば、目次の次はエチケット。

道徳とは何か?!

哲学者F.ニーチェは道徳とは『後始末を忘れない』と言った。

”建築家の道徳とは、家を建てたら足場をきれいに取り払っておくことだ。園芸家の道徳は、枝を伐り終わったら落ちた枝や葉を掃除しておくことだ。” ~漂泊者とその影~

 

ゴルファーの道徳は、ゴルフ規則の第1章を理解し実行すればいいだけで、それが社会的な人間形成構築に大きく役立つこととなる。

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