ゴルフ哲学

ゴルフ上達方法は、沢山ボールを打つ事ではありません。人が行うゴルフスイング動作は特別な動作ではなく、issueを特定し、知覚と意識に目を向ける事が上達には欠かせません。

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記憶はわれわれの選ぶものを見せてはくれずに、自分の好きなものを見せてくれる。

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The Playersで観た不思議な光景。

韓国選手の勝負強いDNAをPGAツアーの舞台でも見せつけられた。

17歳でPGAツアーの最終予選を突破し、Web.comツアーで初勝利。

2016年ウィンダム選手権でPGAツアー初勝利と着実に階段を上り、PGAツアー選手のトップを決める大会で、韓国人選手として2人目となるクリスタルトロフィにその名を刻んだSi Woo Kim選手。

 

LPGAツアーで活躍する韓国選手の多くは、アメリカに留学して英語を身に付けインタビューでは、なんなく英語で受け答えをする。

Kim選手と同年でヨーロピアンツアーでのキャリア4勝、今シーズン既にドーハで優勝を飾っているWang選手は、ドーハでの勝利インタビューで興奮してハングル語で答えた所、インタビュアーに英語で答える様に促された。

この要請に躊躇することなく英語に切り替えて受け答えをした。

日本ツアーに出場している韓国選手でも、積極的に日本語を習得して日本語で受け答えするように努めている。

プレイヤーズで優勝したKim選手はインタビュー、記者会見共に通訳を介して臨んでいた。

どこまで読解力があるか判らないが、Kim選手のキャディとコーチはKim選手と、ハングル語でのやり取りはしない筈である。

コーチとは通訳を介してのやり取りかも知れないが、キャデイとはコース上での会話は英語だろうが、2015年から本格的に参戦しているので、まだ公式会見でも通訳が必要なのだろう。

松山選手がフル参戦したのが2014年からで、まだ通訳が必要となっている。

どちらが先に通訳を外すことが出来るだろうか?!

海外に在住経験した方なら感じていると思うが、現地の言葉を習得するには周りの環境が非常に重要で、現地の人と積極的に会話しないと何年経っても身に付かない。

Kim選手のコーチ、キャディ共に英語が主体、松山選手のチームは殆ど日本人。

ゴルフツアープロの主な仕事場はゴルフコースであり、ビジネスパーソンであればその仕事場で言葉が通じなければどうなるであろうか?!

今回のプレーヤーズの試合中、選手の仕事場であるTPCソーグラスで、もしビジネスパーソンであれば確実に信頼と仕事を失うであろう場面を目撃した。

 

学校であれば校則、企業であれば就業規則が存在する。

学生手帳、就業規則が記載されたレジュメや小冊子を入学、入社時に渡される。

社会動物である人間は、属する所のルールに従わなければやがて信頼を失う。

ビジネスであれば取引に関わり、取引成立に支障をきたすか騙されるかのどちらかだろう。

グローバル企業であれば、国によってビジネスマナーが存在し、それを理解していなければ相手にしてもらえないのではないかと思う。

欧米人は日本人のように、黙って見過ごす人は殆どいないので、はっきりと指摘する。

皮肉たっぷりにフォローするが、理解が得られなければ”ダメな奴”と相手にしてもらえない。

PGAツアーの舞台は、グローバル市場であって出場するツアープロはゼネラルゴルフルールに従ってPlayする。

jp.pgatour.com

ゴルフネットワークの解説者は、G.マックはルールに詳しいからと的外れな事を言っていたが、PGAツアーでのオフィシャル言語は英語であり、英語のルールBookに従いPlayするのが前提で、ツアープロでもドロップを必要とする場面は多い筈で、詳しい詳しくないと言う話ではない。

news.golfdigest.co.jp

中継を見ていたら、松山選手はドロップする場所を決めた範囲から(ニアレストポイントから2クラブレングス)ボールが出た事を主張し、G.マックはドロップした時のボールが落ちた地点からボールがどの位置で止まったのか(ボールがHoleに近づいた、落ちた地点から2クラブレングス以上転がって止まった場合は再ドロップ)を説明しているよう見えた。

ドロップを要する場面に遭遇した時は、その前提となる処置では大別すると2通りある。

罰をスコアに加えるのか、罰なしなのか。

その前提によりドロップする範囲が変わる。

ルールBookでは救済とその処置として、どこで救済を受ける必要が生じたのか場面別に記載されていて、ドロップに関する項目は最初に記載されている。

別々に記載されている所を混同して記憶していると、今回のような事態に陥る。

一般ゴルファーによくある間違いでは、OB=2ペナと思い込んでいるパターン。

ひどい場合では、OBが2ペナで池が1ペナと思い込んでいるゴルファー。

残念ながらベテランゴルファーに多く、これはPlaying4という日本独自の決め事を作ったゴルフ場の過ちと言える。

よって暫定球を打つことに慣れていなく、申し訳ない気分になってしまう。

複雑な計算をするから、頭を余分に使うことになる。

ゴルフルールには、原則としてあるがままの状態で1つのボールでPlayする事とホールアウトの原則があり、この原則からハズレた場合にルールに従って進めればいい。

松山選手の場合も、英語でのG.マックの主張は理解出来たかもしれないが、勘違いして記憶しているので噛み合わない。

ルールオフィシャルを呼び説明を受けるが理解出来ずに、通訳を呼び説明を受けリプレースしてプレーを再開したが、その間の行動を見ていたG.マックはこの事態をどう受け止めたか。

ゴルフ規則/第3章 プレーについての規則/◎ 救済とその処置/規則20 球の拾い上げ、ドロップとプレース;誤所からのプレー

ゴルフルールの第3章プレーについての規則では、プレー自体に関する項目が28項目あり、更に項目別に細分化されている。

就業規則を暗記しているビジネスパーソンは、総務か人事にしかいないようにルールオフィシャルでなければルールには精通していないだろう。

ルールを記憶していたとしても解釈を誤っていたり、思い込むことがある。

その為にルールBookがあり、その国の言語に翻訳されている。

jp.pgatour.com

本来、松山選手はもっと多くを語っているのだが、日本の編集は都合のいいようにカットしてしまうのでインタビュアーがどのように質問しているのかなどの意図が判らない。

ルールを勉強する時間がなかなかないと答えていた松山選手。

簡単なことでゴルファーとしての義務であって、ルールBookをキャディバッグの中に入れて疑問を感じたときにページをめくるだけのことである。

日本語と英語のルールBookを携帯していれば、英語の勉強にもなる。

普段からそのようにしていれば、英語のルールBookをG.マックに見せてどの部分の事なのか示して貰い、日本語のルールBookで確認すれば済んだ話である。

普段から問題意識と学ぶ姿勢があるのか?!である。

根本的な問題として、日本と欧米の教育システムの違いにある。

usfl.com

アメリカの記事だが、アメリカの場合、州によっては格差が大きく、まともな教育がなされない場合もあるが、フランスでも幼児教育から哲学を取り入れていたり、日本の小学生に当たる年代から自己主張できなければ取り残される。

日本の場合、スポーツ特待であれば、対象のスポーツさえ出来れば誉められる。

成績さえ出していれば、大きい顔が出来る環境で人間形成が出来る筈がない。

現時点で松山選手は、ワールドランキングで3位である。

フェデックスカップポイントは、現時点2位である。

欧米選手でワールドランキング50位以内の選手であれば、メディア対応の機会が多く”知らなかった、自分が悪いです。”などとは絶対に言わない。

事実を知った関係者からのアドバイスがなかったことが残念である。

自身の非を認めさせ、それを言わせるような質問をする日本のメディア。

彼が言うあたり前の事とは何を指しているのか判らないが、プロゴルファーである以上ビジネスであり、その市場はPGAツアーでPGAツアーには多くの模範があり、King、ニクラス氏、タイガーでも発信する方法を専門家から学んでいる。

残念なことに、日本選手にはその自覚がなく、恐らくビジネススキルを身に付けようと考えているツアープロはいないだろう。

PGAツアーで活躍するには、技術スキルで頭を悩ますより本来は大事な事なのだが、彼の回りにいる人達はその事には気が付いていないだろう。

www.golfnetwork.co.jp

この記事が何を言わんとしているのか良く解らないが、ミケルソン選手はじめ、PGAツアーのトップ選手はキャディと頻繁にコミュニケーションを取る。

最近の流れとして、キャディと選手の会話をマイクで拾って中継している。

現場にいなければ本来の姿など、想像するしかないのだが、松山選手と進藤キャディの距離が他の選手とキャディとの距離より遠く感じる。

今回のドロップに関する出来事の際でも、進藤キャディは傍らでただ見ているだけだった。

ミケルソン選手やスピース選手は、毎ショットと言っていいぐらい必ずキャディと確認し合う。

LPGAツアーでは、ロレックスランキングNo.1のL.Ko選手が今シーズンからクラブ、コーチ、キャディを変えて、又直ぐにキャディを変えて話題となったが、ツアーの中でもKo選手はプレー中に良く会話をする事で知られている。

 松山選手は寡黙だから良いだろうと思ったら、大きな勘違いである。

ゴルフは対戦相手もいなければ、チームスポーツでもないので孤独になりやすい。

集中してゾーンに入った時は、その感覚が切れないよう邪魔せれたくないと思うだろうが、本当に集中していれば声など聞こえないしその状態は長続きしない。

Play時間が長いゴルフは、何処かでアウトプットしなければ疲弊してしまう。

とかく日本人はアウトプットが下手と言われる。

オフの過ごし方だけではなく、Play中、シーズン中でも言えることである。

トップクラスの選手は、余計なことは考えない完全な分業制である。

人に任せられない、信じることが出来るのは自分だけとの考えでは勝負にならない。

ビジネスと共通で、比較優位の考えで取り組まなければ上手く回せない。

フィル・ミケルソン選手は、スイング、ショートゲーム、パッティングのコーチは長らく別でこの投資こそ最も合理的であり、その分インカムゲインを得ている。

プレーヤーズで優勝したKim選手は、ドローボール習得のためにS.フォリー氏に支持し、今シーズンTotal Drivingで最下位だった選手が、300yard超えを連発していた。

Kim選手も賢い投資をしたといえるのではないか。

 

プレーヤーズの舞台であるTPCソーグラスだけではなく、PGAツアーで開催されるコースは頭を使わないと優勝争いどころか36ホールで終わってしまうだろう。

頭を使いすぎればストレスが溜まり、疲れが取れない事がビジネス界では常識となりつつある。

diamond.jp

ゴルフの運動量は日常生活や他のスポーツと比べてどうだろうか。

それを測る指標として運動強度がある。

http://www.aijinkai.or.jp/k_center/menu02/exercise_guide.pdf

カートに頼らないPlayの強度としては、日常生活の子供やペットの世話程度。

疲労の蓄積度としてはたかが知れているだろう。

子供やペットでも言うことを聞いてくれて、感情を逆撫でられなければ、身体的な疲労はそれ程にないと思う。

ここで問題なのは時間の長さである。

試合となれば、4時間〜5時間と長時間となるので心の持ち方で疲労感は大きく変わる。

ビジネスパーソンでも4時間〜5時間、頭をフル回転すれば息抜きが必要となるだろう。

 一般ゴルファーでも思うようなスイングが出来て、スコアが良い時とスイングの事ばかり考えてスコアも良くない時と比べた時の疲労度はかなり違う筈である。

T.ウッズ、R.マキロイ選手を筆頭にトップクラスの選手は、怒りを爆発させ上手く利用する。

怒りはやる気に変換されるし、アウトプットにもなり、早くクールダウン出来る。

松山選手も怒りをPowerに変えているとの証言があるが、今後もそれが成績に結びつけばいい。

しかし、ゴルフはショットに掛かる時間は一瞬であり、否が応でも考える時間が出来てしまう。

インプットの時間が多くなれば、脳が疲れ疲労が蓄積してしまう。

ツアープロであれば、気軽にアウトプット出来る相手はキャディであり、キャデイの役割はコース攻略の手助けをするだけでなく、選手が疲弊しない工夫をする必要がある。

一般ゴルファーでも、スコアに直結するのは、スイング動作ではなく雰囲気を愉しむこと。

練習場でミスなく打てても、コースで必要以上に頭を使えばどこかで躓く。

特にゴルフコースは数字が沢山出てくる。

スコアを指折り数えるゴルファーも多いだろう。

残りの距離などを目視ではなく、数字に置き換えてクラブを選択する。

この行為が脳を疲れさせる。

更にスイングの事を理論的に考えれば、結果は目に見えている。

どんな世界でもトップで活躍を続けるには、コミュニケーション能力が必要と言われる。

ゴルフは他のスポーツ以上に、コミュニケーションを取ることが出来てそこが最大の魅力。

同伴競技者が機嫌が悪く、押し黙っていれば二度と一緒にはPlayしたくない。

気持ちが自分にしか向いていないのか、周りにも向けているのか。

気持ちよくアウトプットできるか出来ないかは、技術を磨くよりスコアに直結する事に気付いてほしい。

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